【青汁王子「語り下ろし」】挫折からエビ反り急成長! 世間の人が9割間違える「商売」成功の本質《年商131億! 絶望と希望の真実③》
ネットで格闘し、ときに炎上する男(*)——青汁王子、その実像とは⁉️
「フルーツ青汁」を大ヒットさせ、20代で年商131億円を稼ぎ出し、脱税容疑(法人税法違反)で逮捕されるなど、まさに急転直下「ジェットコースター」のような人生を歩んでいる三崎優太氏に、絶望と希望をテーマに、自らの人生で得た、その真実を赤裸々に語ってもらった。
シリーズ3回目は三崎氏が陥った成功からの「転落」とそこからの復活。商売とは何か、その成功の裏にある「チャンスをつかむ」実相を激白します。
◼︎「広告が当たるから商品が当たる」という真実
【ここまでの「おさらい」】 高校時代に始めたアフィリエイトで1億円もの収益を上げ、18才で起業。株式会社メディアハーツの社長に。しかし、「人を雇う」ことの困難さに直面。貯蓄があっという間に2億から1000万円に減少。ここからいよいよ「青汁王子」の通販のドラマが始まる。年商130億のビッグビジネスへの「道」。その骨法を三崎氏が語る———。
三崎———貯蓄2億円があっという間に1000万円に減少したのです。「人は自分の意図通りに働いてくれない」ということは、会社経営する難しさとは、人だということに気づかされました。
ですから、この年、もう気力も無くなって、一人でビールを飲んで年越しをしたのを覚えいるんです。「それで、これからじゃあ何をしようか」とじっくり考え分析したんです。ただし、「自分が好きそうなことで、情熱がないと続かない」と思い、「好きそうなことで参入障壁が割と低くて、すごく高成長している業態は何か」と考え尽くしました。
株式市場で得た知識を生かして、企業分析をひたすらしたんですよね。そしたら僕が後にやる通販ですね。リピーター通販と言われていたのですが、その業態を、誰よりも早く見つけたんですね。「これだ!」と。それが後にD2C【注】って言われるんですけれどもね。
【注】D2Cは、Direct to Consumerの略で、消費者直接取引。 中間流通業者を通さずに、自社のECサイトを通じて製品を顧客に直接販売すること。 直接販売の一形態。
編集部——三崎さんがつかんだ「商法」とはどんなものだったのですか?
三崎———私はすでに広告アフィリエイトで実績を出していたので、「広告が一番大事だ」と考えていました。もちろん「何を、どうやったら売れるか」についていろいろ分析しました。そうしたら私なりの「答え」が分かってですね。当時、「こうやったら売れる!」という攻略法を見つました。その攻略法をもとに「商品を流通させよう!」ということで作ったのが、あの「すっきりフルーツ青汁」なんです。
編集部———健康食品や、青汁という商品への思い入れがあったのですか?
三崎———まったくありませんでした。誤解を恐れずに申し上げますが、私の「青汁」へのアプローチは、「この商品ががいいから、当たる」っていう思い入れがあったからではないのです。はっきり言えば、私は青汁のシロートですし、商品に対する興味があったわけではないのです。今思えば、だから「成功した」とも思えるのです。
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